ネコはどこかな

懐中電灯を使って、暗闇を歩き回っているネコを探し出してエサをあげる作品です。

UnityとWiiリモコンの組み合わせに挑戦し、さらにプロジェクションマッピングを融合させることで、より立体感のある作品に仕上げました。

UnityとWiiリモコン

ゲーム開発エンジンUnityとWiiリモコンを組み合わせ、懐中電灯で照らしている雰囲気を再現しました。

ライトの表現はUnity側で処理を行い、画面上のマウスカーソルの位置が照らされるようにプログラミングします。そして専用ソフトウェア(WiinRemote)を使用してWiiリモコンでマウスカーソルを操作できるようにすることで、あたかもWiiリモコンで壁を照らしているような状態を作り出すことができました。

またネコはUnityのAI機能 NavMeshAgentを用いて木箱の上など、画面上を縦横無尽に歩き回るようにプログラミングしました。ライトで照らしながらボタンを押すとエサを食べてくれます。

Unityとプロジェクションマッピング

作品に立体感を出すために、木箱やキャットタワーなど、一部のオブジェクトの前に白い箱を設置して、簡単なプロジェクションマッピングを行いました。プロジェクションマッピングを行ったことで、木箱の前をネコが通過するときに手前に飛び出してくるように見えて、まるでそこに本当にネコが居るかのようなリアリティを演出することができました。

しかし、Unityでのプロジェクションマッピングは初の試みだったため、ズレが生じてしまうなどの課題点は残ってしまいました。Unity製インタラクティブアートとプロジェクションマッピングの融合のため、まだまだ研究が必要です。